前回は認知機能検査の合格基準や不合格時の対応についてお話ししましたが、今回はその具体的な内容に焦点を当てます。
認知機能検査は、主に「手がかり再生」と「時間の見当識」の2つの部分から成り立っています。
この検査では、受検者が提示されたイラストを記憶し、その後、何が描かれていたかを思い出して回答します。具体的には、4種類のイラストを約1分間で記憶し、その後、自由回答と手がかり回答の2つの方法で思い出します。自由回答では自分の記憶だけを頼りに回答し、手がかり回答では与えられたヒントを基に思い出して回答します。このプロセスを通じて、記憶力が測定されます。
この検査では、受検者が現在の日付や時間を正確に答えることが求められます。これは、日常生活において時間を正しく認識する能力を確認するための重要な項目です。高齢者にとって時間の感覚を保つことは、運転においても非常に重要です。
検査に向けての対策は、実際の検査問題を参考にすることが効果的ではありますが、日常的に記憶力を鍛えるトレーニングを怠っていると認知機能は少しずつ低下していきます。
また、安全運転を継続するためには認知機能だけではなく、運転に必要な筋力トレーニングや関節の可動域を保っておくことも重要になります。
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次回は、認知機能検査を受ける際の心構えや準備についてお話ししますので、お楽しみに!